減塩を食生活にとり入れるコツは？簡単ですぐに実践できる方法をご紹介

普段の食生活で、薄い味付けよりも濃い味付けを好む方は多いと思います。味が濃い料理はおいしいですが、その反面、塩分の摂り過ぎが気になっているというお悩みはありませんか？
この記事では、塩分の摂り過ぎが招く危険性や薄味の食生活のメリットに加え、減塩しながらでもおいしく食べるコツをご紹介します。

塩分の摂り過ぎで起こる症状

塩分は体を維持するために必要なものですが、摂り過ぎると体に不調が起こります。ここでは、塩分を摂り過ぎた場合に、体にどのような症状が出るのかを見ていきましょう。

高血圧や動脈硬化のリスクが高くなる

むくみやすくなる

塩分の摂り過ぎで血中の塩分濃度が高くなると、濃度を薄めるために体は水分を溜め込みます。その結果、体にむくみの症状が現れることも。
また、腎臓には塩分と水分を調節して血圧を正常に保つ働きがありますが、塩分を摂り過ぎることで腎臓に負担がかかり、腎機能が低下する恐れもあります。

薄味の食生活にはどんなメリットがある？

ここからは、料理の味付けを薄味にすることで得られるメリットを見ていきましょう。
「薄味は味気なくて物足りない」とネガティブなイメージをお持ちかもしれませんが、体に嬉しいメリットがきちんとあります。

塩分を控えることができる

薄い味付けの料理は、濃い味付けの料理に比べて使う調味料の量が少なくて済みます。
使う量が減れば、必然的に体に摂り入れる塩分の量が減るというメリットも。
また、塩分だけでなく、糖分や脂肪分も減らすことができるので、薄味は体にとてもやさしい食べ方です。

食材のおいしさを感じることができる

薄味の料理は使う調味料が少ないので、食材が持つ本来のおいしさをしっかりと感じることができます。
食材のおいしさを感じられれば、味が薄くても満足感が得られますよ。

減塩しながらでもおいしく食べるコツ

ここからは、薄味でも少しの工夫でおいしく料理を食べられるようにするためのコツをご紹介します。
どれもすぐに試せる方法なので、ぜひ参考にしてみてください。

1.酸味をいかす

2.うま味をいかす

昆布、かつお、煮干しなどのだし汁をきかせた料理は、減塩につながります。
だしに含まれるうま味には、素材の味を引き立てたり、風味を増したりする効果があるので、塩分を控えてもおいしくいただけます。

3.香味野菜を使う

4.鮮度が高い食材や旬の食材を使う

鮮度が高い食材や旬の食材は、味が濃くておいしいので、調味料が少なくても満足感が得られます。
焼いたり、蒸したりと色々な調理方法を用いて、食材の持つおいしさを余すことなく味わいましょう。

5.味にメリハリをつける

おかずをすべて薄味にすると、物足りなさを感じる場合もあるかもしれません。
そのような場合は、1品だけ濃い目の味付けにして他のおかずを薄味する、というように味にメリハリをつけるのもよいでしょう。

6.血圧を下げる効果がある食材を取り入れる

まとめ

この記事では、塩分の摂り過ぎがもたらす危険性や薄味の食生活のメリット、減塩でもおいしく食べる方法について解説しました。

塩分の摂り過ぎは、高血圧や動脈硬化を引き起こす可能性があるので、薄味の食生活が望ましい、ということが分かっていただけたと思います。
また、普段の食生活に少しの工夫を加えるだけで減塩できる方法もご紹介したので、ぜひ試してみてください。
減塩を心掛けて、健康な毎日を過ごしていきましょう。